音楽に感謝、そしてCDに感謝

日本において歌が登場してから随分と歴史が経ってきました。歌謡曲、演歌、フォークソング、ロック、ポップスと実に様々なジャンルも生まれてきました。私は昭和50年代生まれの人間です。物心ついた頃は日本のポップスの黄金期でした。発表される曲が次々とミリオンセラーになる時代でした。そのような状況のなかで私はポップスを中心に聴いて育ちました。恥ずかしい話ですが当時のポップス界を牽引していたアーティストたちくらいしか音楽は知りませんでした。歌謡曲やフォークなど言葉さえ知りませんでした。

そんな私も高校生になりました。高校一年生の時、とある大物アーティストの活動30周年を記念してベストアルバムが発売されました。聴いたことがある曲があるので聴いてみよう、そんな感覚で聴いてみました。すると良い曲ばかりで驚きました。自分が知っていた曲は良い曲の本の一部に過ぎなかったのだと思うと今まで勿体ない事をしてきた、と思いました。同時に自分の目の狭さが恥ずかしくなりました。それ以来、昔の曲の良さに気づいた私は1960年代の西洋のロックなども好むようになりました。30年近く前の曲が多く占められているのですから当時の発売形態はレコードです。もしCDが発明されずにレコードのままだったら私は素晴らしい楽曲に気づくことなく一生を終えていたかもしれません。それを思うとCDというものに感謝の念を捧げずにはおれません。一番に感謝の念を捧げるのは楽曲を創っているアーティストなのですが。